おじいさんが夕方お布団を届けに来た。 重たいから私がやりますよ、というのをかたくなに拒んで 「大丈夫です、大丈夫です」と玄関に押し込んでくれる、のはいいが、 よだれはとまらない。こっちはあまり大丈夫じゃない。 「配達は車ですか?」 「いや、自転車ですねん」 この人はずーっと、このスタイルで若い頃から ここで商売してきたんだな、と思う。 おばあさんと一緒に一日でも長く商いを続けてほしいと思う。 届いた布団はスーパーのとちがってふかふかで気持ちがいい。布団は布団屋さんで買うのがおすすめだ。
今年の一文字は「愛」なんだそうな。 「愛・地球博」やら、皇族の結婚やら、卓球少女や ゴルフの宮里のイメージだそうだ。 「女帝問題」の「愛」もあるはずなんだけど、報道で聞くかぎりにはなかったなぁ。 私の今年の一文字をあげるなら「粉」。 近所にたこやきやさんがなんと6軒もある。 大阪の粉モノ文化にふれた一年でした。
シャッターの降りたさびれた商店街に ユーミンの「恋人がサンタクロース」が流れている。 スーパーで買い物をしてレジに並ぶと、 レジ係のバイトの女子高生が、フリルの着いた赤いエプロンにサンタ帽をかぶっていた。 これって店長の趣味(セクハラ?)入ってへんか? それよか、パートのオバチャンらはどないすんのや。 まさか同じ格好で・・・。 フリルがスリルに変わる。
夕飯の支度で忙しいオバチャンは午前中と午後、 女子高生たちは夕方、とパートの時間帯を棲み分けているようだ。 午前中買い物に行ってみると、レジにはオバチャンたちがいた。 サンタ帽は同じだが、赤いエプロンではなく オレンジ色のジャンパーだった。 なぜか、ホッ。