大阪人とデカい犬 たこ焼きやの前で、ダルメシアンを散歩中のおっさんに出会った。 芦屋や夙川なんかで高級犬を見ると 「ちっ!ええかっこして」と思ったが、大阪の下町でこういう血統書付きのデカい犬を見ると、ただ単にコワイ。(犬も、飼い主も) そういえば20年くらい前、まだペットブームなんて言葉もない頃、 神戸の北野町の公園でぼーっとしてたら、地元の人らしいお兄さんがアフガンハウンドを連れて散歩にきていた。 「アレックス、アーレックスっ!!」 鎖を外し、広い公園で犬と駆け回っていた。 賢そうな犬、上品そうなお兄さん、外国人居留地、 犬と言えば忘れることができない、かっこよすぎるシーンだ。
スーパーでのおばさんの会話。 「奥さん、元気やった?」 「元気、元気。血糖値高い以外は」 「そらアカンやん!」 「そやな。ハッハッハッ」 わたしは、改めておばさんたちの顔を確認する気になれず、 うつむいてカートを押した。
下校時、小学2年生くらいの女の子が4人並んで 歩いている。 「青春アミーゴ」を唄いながら。 足並みも揃っている。 センバツに出られるゼ。 でもこの歌、イマイチ好きになれない。 「Si,俺たちは昔からこのまちに憧れて信じて生きてきた」 という歌詞が「郷土を愛する心」を思い起こさせ、 どうも気に食わん。 国家イデオロギーのニオイがする!
バスに乗っていると、オジサンがケータイをかけ始めた。 「今上がってる株あるか?」 バスの乗客の耳が一斉にダンボになる。(←喩えが古い) 「なんぼや?3000円?ほな3000株頼むわ」 うへぇ〜。バブル再来。昔と違うのは携帯電話が小さくなったことくらいか。 ああ、またビンボウ人が尻ぬぐいやぁ。