センセイの宇宙旅行

  ニシオカ先生から急に電話が入った。
 「寒いですがお元気ですか?」 と聞くと、
「最近鼻血が止まらないのです」と おっしゃる。ええーっ!!ヤバいんちゃう?
「せ、先生、病院は行かれましたか?」
「もう2,3日も止まらんので、昨日病院へ 行ってきました」
「で、どうだったんですか?」
「20分ほど紙詰めとったらええ、と言われました」
「え?そんなんでええんですか?」
「息はしとってええのですか?と聞いたら 医者は息を止めたらダメです、と言われました。 そらそうですな、アハハ」
 ま、まぁとりあえず大丈夫そうだ。
  「あなたと話しとると、寿命がのびるようですわい。 もう30年生きて宇宙旅行へ行こうと金を貯めてよるんです」
「先生、それ20年前の講演会でも言ってましたね」
「ハハハ、あんたよう覚えとるな」
  先生はホリエモンが宇宙に行くことに納得していない。
  「あんな宇宙のことをわからんモンに行かせるくらいなら わしが行った方がどんなにえーことか」
「そうですよね、先生なら保険も安いだろうし」 つい口を滑らした。

 

「で」

  最近、ちょっと発見したのが、「で」だ。
  「それでですね」とか、「さらに申し上げるならば」みたいな 時に、「で」と、場面展開に使う。国会中継でもこういうしゃべり方をする政治家が増えてきた。 NHKの松平アナまでも、だ。
  語感の強さから、あまり耳障りが良くないと思っていたけど、 自分が使ってみると、楽なんだわ。なんかそれだけで理路整然としてるような、飽きさせないみたいな。 でも、たぶん、頼りすぎてはいけないのだと思う。

 

男たちの大和

  最近、コンビニやラジオでしょっちゅう長渕剛の「クローズユアアイズ」が流れる。
  「とんぼ」では「ケツの座りのわるい東京のバカヤロー」と歌ったナガブチさん。大和の国に居場所を見つけたか・・・。さぞかし座り心地のいいことだろう。
 この曲の最後のはなぜか「エンヤ」っぽい癒し系のメロディー。
 「冬ソナ」の曲が流れただけで腰砕けになってしまうように、この曲もそのテの魔力がある。いやでも戦場の友情とか、家族との別れを呼び起こす。
 私は自分を正気に戻すために インパール作戦の生き残りのおじいさんの言葉を思い出す。
  「けが人は生きておっても、崖から突き落とした。 上官の命令は絶対やもん。それが戦争じゃ」
 人間魚雷の蓋を閉めるのが仕事だったおじいさんは 最後の顔が今でも忘れられないと言う。
 ♪クローズユアアイズ 瞳閉じれば あなたの笑顔〜〜  なーんて甘いモンじゃないのだ。

 

へんなオジサン

  志村けんの「へんなおじさん」って、 今TVで放映できるんやろか。
 全国で不審者情報があふれかえっている記事を読んで、ふと思った。
 どの町にもいた「へんなおじさん」はさぞかし肩身の狭いことだろう。
 自己規制なんかぶっとばせ!
 志村さん、「へんなおじさん」やってぇ〜!!