人権派ちゃっかり弁護士X

  おお、そうじゃ。
 こんな時には人権派弁護士エックス氏がいるではないか。
 メールを入れたら、即座に長ぁ〜い文章で 「警告書」の下書きを送ってくれた。
 ちゃっかり「本来なら相談費用が生じる」と書き添える当たり、伊予人らしい。
 おまけに頼みもせんのに奥さんと子どもの写真まで添付してきた。
 あ〜ハイハイ。幸せなのね。よかったね。
 何を相談したのかわからなくなってきた。(つづく)

 

グループホーム退去トラブル2

  施設退所時に改修費を請求されたことについて役所にきいてみた。
「県の消費者センターか、国保連の苦情相談窓口へ 言ってみてください」
  とのこと。 さすが優秀な神戸市職員だ。責任の所在を基礎自治体(自分たちのテリトリー)に持ち込まず、行政の効率化を図っていらっしゃる。
 国保連の苦情相談に電話を掛ける。
 国交省の「賃貸住宅標準計画」や厚労省の 「利用料サービスおよび運営のなんちゃら」では、貸し主負担原則をうたっているそうだ。
 さらに、グループホームが県から認可を受ける際、「設置計画事前計画書」で、「権利金」(入居金)を
「利用者の不注意等により、居室または共同スペース、備品等 に破損または汚損を生じさせた場合の修繕費用や損害賠償等にあてる為の費用」と位置づけている。 よって別途請求はおかしい、とのこと。
 国保連から言われたことを施設職員に伝えると、
「入居金30万円のうち、20万円は工事をしてもしなくても 償却するお金です。残りの10万円から工事費用を差し引きます」
「工事をしてもしなくても」ってなんやねん。
 再び相談窓口へ電話。
「入居契約時、入居金の償却の内容について説明はありましたか」
 重要事項説明書には「1年間に10万円償却」としか記載されていなかった。
 とにかくどこでもいいから受け入れてもらえる所を、 という感じで、当時そこまで気が回らなかった。 相談窓口曰く、
「有料老人ホームなどでも、入居金とは別に改装費を請求されるところもあるようです」
 さらにのたもうて曰く、
「あとは民民の契約ですので、行政が介入できません」
 ミンミン、ってあたしゃ蝉かいっ!
「少なくとも認可した責任があると思いますし、事業者も利用者も知らない場合も多いでしょうから、広報などを通じて認識を広めるように伝えてください」
 と言った。すると
「おっしゃることはもっともですが、 広報するかどうかは自治体の裁量ですので」
 それもごもっとも。・・・って、じゃあ誰が責任取んのサ!
 介護を民間に丸投げしたならしたで、せめて苦情についてはキチッと やってもらわんと。なんせ老い先短い命がかかってんだから。
 再びグループホームから電話。国保連の相談窓口にもいちおう問い合わせてくれたようだ。重要事項説明書の欄に入居費の償却内容について記載と説明がなかったことを認めたものの、
「入居金の20万円からは共有スペースのメンテナンスとして充てて、個室部分の汚損・破損を別途請求した」
 と言う。 言うことが二転三転。それにしても 「共有スペース」の汚損・破損こそ、 毎月払う管理費から充てられるべきだ。もし共有スペースで「著しい破損」とやらを起こした時は、そのときに「あんたのせいで壊れた」って請求されるものではないか。
 それにしても、「臭い」「汚れ」、って・・・。父がまるで汚いモノみたいやんか。
「グループホームは基本的には身体自立の方が中心」を理由に、風呂にも十分入れず、歯磨きもしてくれず、 着替えもおろそかで、臭いや汚れの原因は誰が作ってるんや! (つづく、と思う)

 

グループホーム退去トラブル3

イラスト

  本文

 

私がオジサンになったら

  電車で4人がけの席に座って、 大塚英志の「憲法力」を読んでいると、
 向かいに座っているオジサンはなんと 「前夜」を読んでいた。
 おお、なかなかいいシュミしてんじゃん。