選挙ダイエット

  もうすぐ衆院選。ある立候補者の選挙運動の手伝いにはるばるでかけることにした。
 しばし市民運動をしてないので、運動不足解消をはかろう。
 一日目は宛名書き。単純作業はまかせとけ!
 顔見知りの議員が応援に事務所にやってきた。
「あめちゃんでも食べて働きィ!!」と カツを入れられた。
 おいてあるお菓子についつい手が……。 (8/26)

 

選挙公示日

  駅前に出発式を見に行く。 応援に来ていた人に挨拶に行ったら 覚えていてくれた。
 揃いの服を渡されて、選挙カーの伴走車に乗る。
 旗を持って立候補者の後ろにくっついて歩く。これを「桃太郎」と言うのだそうな。
 旗を少しでも高く掲げたら、二の腕の運動になるかも。
 応援に来ていた評論家のサタカさんも一緒に商店街を歩く。おばちゃんが駆け寄ってきた。
「アンタ、テレビで見たワ。カシコイ人やろ?」。サタカさんは
「おばちゃんいい人やなぁ」と笑っていた。
 結構歩いたけど、昼ご飯に出された弁当で帳消し。

 

街宣車

  今日も「桃太郎」するつもりだったが、ちょっとあいた時間に「うぐいす嬢」と街宣車に乗って街へ。(ウグイス嬢はやらしてもらえない)
 街宣車からひたすら手を振っていた。一時間腕を振っていたので、けっこう疲れた。これでちょっとは 腕が細くなるかなぁ。
 午後からは公営住宅を候補者とまわる。遠巻きに見ている人。なにやらどこかに電話をかける人。ビラを配ってると、わざわざ戻ってきて悪態をつく人。
 公選法を知らずに、
「みんなでアイス食べて」と わざわざ持ってきてくれた人は気の毒だったなぁ。もちろんもって帰ってもらったけど。(8/31)

 

有権者の反応

  自分もそうだったから、人のことは言えないのだけど、 ビラなどを配っていて残念に思うことがある。
 若年雇用の問題とか、これからどういう社会にしたいのか明確なイメージのある候補者だけに、特に若い人に耳を傾けてほしいな、と思う。 なのに、ヘッドホンステレオでケータイの画面みながら無視していく若い人を見ると 「アンタのことやねんで」と言いたくなる。
 社会保障制度の話でも、ウケがいいのは高級住宅地に住む層で、公営住宅では反応は二分する。 いかにも下町風の若い家族やお年寄りに 「応援してんで!」と言われると 私もうれしい。