新快速電車に座って乗っていると、発車間際にアナウンスが入った。
「ただいま危険な行為を行った人がおりますので、もう一度ドアを開けますので ドア付近にご乗車のお客様はご注意ください」
どうやら駆け込み乗車をした人が いたらしい。電車が発車してさらにアナウンスが続いた。
「さきほど京都駅でご乗車のさい、傘をドアに差し込み駆け込み乗車を するたいへん危険な行為を行った人がおりました。ドア付近にはほかのお客様
も乗っておられます。危険行為は絶対おやめください」
なるほど、傘はアカンね。それにしても駆け込み乗車ごときで危険な行為とは。アンタ(JR西日本)が言えた義理か?たぶん車内の人はみんなツッコんだと思う。
アナウンスはまだ続いた。
「先ほど京都駅で発車間際に危険な行為をされる人がおり、京都駅を 約5分遅れで出発しています。危険な行為は絶対おやめください」
次の駅まで20分くらいあるので、「危険な行為をした人」は さぞかしバツが悪いことだろう。しかしこのアナウンスは次の駅まで7回くらいくり返された。隣に乗り合わせたサラリーマンのおじさんは「しつこいなぁ」
と笑っている。しかし、高槻駅を過ぎても
「ただいま高槻駅を少々遅れて発車しています。京都駅で危険な行為を…」といった 具合だ。ちなみにほとんど遅れていない。ここまでくると嫌がらせだ。
それよりその病的な執拗さに、車掌さん、どうしたの?なんかあったの?と心配になってくる。どうせならこうアナウンスすれば乗客も納得する。
「危険な行為はおやめください。発車時刻が遅れれば私共には厳しい日勤教育が待っております。日勤教育は社員にストレスを与え、それによって制限速度をオーバーするなど、お客様にとってたいへん危険です。駆け込み乗車はおやめください」と。
嫌がらせ(?)アナウンスは大阪駅についてもやっていた。