ウエストポーチを買いに、山用品の店に行く。
ここでも「六甲おろし」が絶えず流れている。
なんでも今日から3日間、優勝セールだそうな。 ひっきりなしにかかる六甲おろしに惑わされ、 なにを買いに着たのか自分を見失いそうになる。
「自然と足と曲があってしまうね」と店員に笑って話しかけると若い店員は、
「たまらんですわ。今日から3日間、拷問ですわ」と苦笑いしていた。
ふと、日の丸・君が代を思い出した。 やっぱ強制はイカン。ツライで、きっと。
この1週間、大阪の街を歩けば、イヤっちゅーほどに六甲おろしを聞かされるハメになる。 中学生くらいまでは「六甲おろし?どんな曲?」ってカンジだったのだが、
いつのまにか覚えてしまった。
関西ではコドモは物心つく前からユニフォームを着せられ、甲子園で洗礼を受ける。 (他宗派のばあいもあるが)
シャッターにトラの絵を描いたり、そればかりか 「タイガース」だの「トラ吉」だの店の名前にまでしてしまのは、客を選別してしまうという意味で、経営的にどうなんだろう、とよけいな心配をする。
あれを見ると、共産党や公明党のポスターを貼ってる家を思い出す。
「ウチはこういうところですよ!!」と不特定多数の人に言い切ってしまう度胸。
信じて疑わないものがある人は強いなぁ。