大阪の定時制高校では去年から(だったと思う)給食が、調理室で作った温かいものからデリバリー弁当になったそうだ。
一日のうちで温かい食事を食べられるのがこの給食の時間だけ、という生徒もいて、給食の意味は重かった。
温かい食事を求めて、生徒の友人まで学校に紛れこむのだという。特に「トンカツ」の日は人気だそうだ。
給食の時間はセンセイは紛れ込んでくる生徒を追い払うのが仕事だという。
「オマエこの学校の生徒ちゃうやろ?」
「センセイ、オレ1年4組の生徒やで」
「そうか」。うそを言われても入れ替わりの激しい新学期はわからない。
給食のおかわりをケンカして奪い合ってた時代が懐かしいと言う。
「新自由主義と効率化がごっつ(すごく)おもんない(おもしろくない) 世の中にしてる」とはセンセイの弁。