なぜかいつもキツネのお面を被ったマネキンを
飾ってる呉服屋さん。
夏の浴衣姿も シュールだったが、季節の変わり目になると マネキンは着る物がなくて素っ裸。 見てはいけないショーウインドウだ。
最近は「成人式」とポスターが貼ってある。 が、肝心の晴れ着が飾ってない。ショーウインドウに地元の小学生が描いた絵を 貼ってごまかしている。
貼りきれない隙間からキツネの面がのぞいている。
シキミと供花しかないお花屋さん 指先を切った軍手をしたおばあさんが 一日中座ってぱちぱちと花を切りそろえている。
極力在庫を作らないために、 主力商品を「ホトケさん関係」にしぼった戦略。
文房具屋さん 店のおじいさんは寝間着のうえにジャンパーを着ている。 たまたまなのか、いつもなのか?!
少子化のあおりをうけてか、小学校の門前なのにこのさびしさ。
商品はホコリがかぶらないように、棚ごと布で覆われている。 あるいは仕入れたときのまま段ボールに入ってる。取り出してくるのにちょっと時間がかかるが
待ってる間に、「砂消しゴム」とかなつかしいグッズを 眺めてノスタルジーに浸るのもよし。
こんな店の状態なのに、消費税はタダ。ヤケクソなのか、 こっちが心配になってくる。