「市民からの反対意見はほとんどない」と、「坂の上のまちづくり」について行政はいつも言う。
このまちづくりについての「わいわいトーク」という公聴会が今年で4回開かれたというから、会でどのような市民の意見があったのか、報告書を情報公開で請求した。
受け取り日に取りに行くと公聴課の若い職員が きていた。「なにかわからないことがあれば」ということだったのでざっと目を通すと、4回のうち2回分の報告書しかない。提出されていない理由は「特に異論がなく、行政説明で終わったから」だそうだ。
「ほんとに市民からの問い合わせってないの?」 とその職員に尋ねると
「わくわくメールにはけっこう問い合わせありますねぇ」と言う。 まちづくり課の担当者と言ってることが違う。
「まちづくり課の人はほとんど意見はない、って言ってたよ」と言うと
「そんなこと無いはずですが。公聴課から担当部署へまわしますから」と、苦笑いして首を傾けている。
「じゃあ、そのわくわくメールもどんな意見があるか見せてもらおうか」と 言うと、情報公開担当のニイチャンはひょいと出てきて
「やりますか?やりますか?」と請求用紙をピラピラと私にちらつかせた。
昔はやる気のなさそーな人だったが、今回は結構ノリノリだ。公聴課のニイチャンにとっては、ヤブヘビだったなぁ。 200412