韓国の友好都市から市民団体が訪問してきたのに、市も県もドタキャンした。目的が教科書問題だったからだろう。
前日に韓国から行政職員が来たときは市長室に招いて歓迎したのに、市民団体にはドタキャンくらわすとは、さすが礼儀正しい愛媛人だ。どんな人も受け入れるご自慢のお接待の心はどこへやら。
会いたくないほど後ろめたいことをしようとしてんやな。
市民団体の交流会に行って話を聞いてみると、すごく冷静な人たちの団体 ということがわかる。大統領にも会うくらいステイタスのある市民団体だった。
あーあ、市役所もヘタ打ったなぁ。
中国・韓国の気持ちはもっともだけど、あまりエキセントリックな運動だと、受け取る日本人が逆ギレして、一層ナショナリズムを煽る政治家が力を持ってしまいかねない、という心配を通訳の人に
伝えると、
「それは十分わかって動いています。一部そういうエキセントリックな団体もあるけど 力を持っているのは私たちのような団体です。だいいち、韓国では反日デモとは言いません。反日本政府デモと言ってます。マスコミの伝え方が誤っています」とのこと。
なるほど。
今回のドタキャン騒ぎは一瞬新聞で取り上げられたが関心は薄いようだ。それどころか
「市民運動ってコワイ」と引いてしまった気がする。記者会見もあったけど、この際だから、賛成派も反対派も含めた当事者を集めて公開討論にしたほうが問題が見えやすかったのかもしれない。
そうすれば政治家の発言ももう少しマシなものになるだろうし、見てる方だって力量の違いがわかるってもんだ。