燃え〜っ!

  「軍国萌え」もひとりで完結するぶんにはいいけど、 今はそういう「趣味」を押しつける人が多い。
 しかも首相やら知事やら市長や議員だったりするから、 「趣味」の範囲に収まらなくなってきている。
 頼むから趣味はひとりで楽しんでください。

 

ヤスクニで会おう

  東京で法事があるので、そのついでに靖国神社へ行ってみることにした。
 ひとりで行くとハマりそうだったので、東京にいる 「市民運動おばさん」(と言ったら怒られる)Nさんと市ヶ谷で待ち合わせ、一緒に行くことにした。
 「市民運動おばさん」と言っても、若々しくて年齢は私と同じくらいにしか見えない。 (やっぱしおばさん、か。)
「Nさんはなんでまたこの道に?」と聞くと
「ワタシはもともとゴルフ場建設に反対してたんよ。 レイザルさんは?」
「ア、アチキですか?アチキはサカクモ専門ですゥ。 せいぜいこの1〜2年ってとこですか」
「へぇ、ずいぶんと年季が入ってるように思ってたけど」
 千鳥ヶ淵の満開の桜の下をペチャクチャおしゃべりしながら靖国神社に到着。

 

ヤスクニで会おうU

  神社は花見の客でにぎわっていた。
 中には 家族に囲まれ、神社を背景に写真を撮ってもらっているおじいさんも。おじいさんの誇らしげな表情に複雑な気分になる。
  「遊就館」へ800円払って入る。ずいぶん明るく近代的な感じで、想像していたイメージと違った。Nさんと「ふ〜ん」っていう感じでスルーした。
 年表と説明ばかりで、読むのがめんどうで いちいちケチつける気になれないのだ。
 それにそんなに極端に内容が偏ったり、まして「戦争賛美」 してるようにも思えない。扶桑社の教科書の方がよほど ドキドキする。愛媛に暮らしてると慣れるんやろか。
 「なんかさ、どこが悪いんかわからへん。 教科書オジサン(注)達と一緒に来ればよかったかなぁ」 と私が言うとNさんは、
「そんなことしたら暴れだして大騒ぎになるわい。あの人らは 読んだだけでどこが悪いのか浮かび上がってくるらしいよ」
 恐るべし、教科書おじさん。
 (注)歴史教科書採択に一言あるオジサマたち

 

ヤスクニで会おうV

  800円も払ったのだから、少しは目新しい発見でも、と 思って出口近くのジュースの自動販売機を観察すると、新ネタ発見。
 ひとつしかない販売機にいろんなメーカーのジュースが置いてあるのだ。アサヒ飲料、大塚製薬、JT、サントリーなどの商品が並ぶ。
 アサヒ飲料は「十六茶」でなく、「若武者」なのがミソ。
  なぜかキリンビバレジは置いておらず、コカコーラがないのは 当たり前と言えば当たり前、か。