夏休みの宿題

  姉と姪っ子が遊びに来た。
 中学生の姪っ子は夜、 机に向かって夏休みの宿題のドリルをはじめた。
「ねぇ、天智天皇ってさぁ・・」と 姉に向かって質問。
 姉はふと思いついたように、クスクス笑いながら
「ああ、歴史ならレイザルおばちゃんに聞けば?特殊な歴史観持ってるから」
 おいっ!!私じゃなくて、向こうが特殊なのっ!!

 

ゲロ戦記

  自慢じゃないが私は胃腸が丈夫だ。滅多なことではお腹をこわしたりしない。
 夏ヤセどころか、アイスにうなぎにカレー、 食欲が刺激されてむしろ太る。
 そんな私がこのところお腹の調子が悪い。
夜中にどうしてもお腹が痛くなり おさまる気配もなく、脂汗をかいて過ごした。
ア、アカン・・・。トイレにかけ込み吐いた。
 なんでだろう。別に悪いもん食べたわけじゃないし。
 そういえば以前にもこんなことあったなぁ。
 便器を抱えながら記憶を巡らし、はたと思い出した。そうだ。あの時だ。
 昨年の秋。衆議院議員選挙でコイズミさんが郵政民営化をひっさげて自民党が圧勝したとき。
 じ、じゃあ今回はなんで? ま、まさか昨日の靖国参拝っ?!
 コイズミがヘンなことしてくれるたびに、 私の胃腸のリズムが乱れる。(8/16)

 

二の腕のたるみと歴史認識

  たまにはかわいいのを着てみようと、お気に入りのTシャツを今年も引っ張り出してきた。
 腕を通すと、肩の当たりがキッツキツだ。ラグラン袖が脇に食い込む。
あちゃー・・・。よく雑誌なんかに
「女の子はちょっとポッチャリしてるくらいの方がいい」
 とあるが、若い頃は、そんなのはデブの言い訳だと、自分を厳しく律していた。
 最近、ゴローに 「女の子はポッチャリしてるくらいの方がいいよね?」  と質問してみた。 すると、
「『女の子』ならな」
 と冷ややかに返された。
 やっぱ、ダメか。
 余裕のあるときは自分に厳しくいられるのに、ダメになりだすと甘くなって自分に都合のいい解釈をする。
 おっ!これってアレじゃん。
 歴史修正主義の人みたいやんか。
「あの時代はそれが当たり前だった。歴史を今の価値で判断してはいけない」と言う人たちへ。
 やっぱ、今の価値で歴史を未来にどう活かすかが問われているのではないの?
 たるんだ二の腕をつまんで思った。

 

「坂の上」より…

 

  佐高信・小森陽一著「誰が憲法を壊したのか」を読んだ。
 憲法のくだりより、漱石の批判精神や ユーモアについて触れていたのがおもしろかった。
 子規については、子規の死後、母親が亡骸を抱きながら
「もう一遍痛いというておみ」
 と言ったエピソードなどが紹介されていた。
 こんないい話がたくさんあるのに、それにくらべ、行政が繰り返す「坂の上の雲」の薄っぺらいことよ。もったいない!