続続・バレンタイン

  社民党の福島瑞穂がバレンタインに国民新党のおじさんと共産党の志位サンに「憲法改悪反対」のメッセージカードを添えてチョコを渡したのだそうだ。
 私と同じ手口や!(私はチョコに直接書いたけど)
 わたしから「憲法改悪反対チョコ」を受け取ったゴローは
「オレに言わんでも、もうわかったから」
 と、 ちょっとうっとおしそうだった。
 志位サンたちも「オレに言うなよ。だったらアベに渡せっつーの」 と思ったかもしんない。

 

クールジャパン?

  NHK(BS)で「クールジャパン」という番組が始まったそうだ。
  番組の司会者である鴻上尚史が、昼の「スタジオパーク」で宣伝をしていた。
  なんでも、
「クールジャパンという言葉が世界中で飛び交って」いて、
「ファッションやアニメ、建築、料理など、私たちが当たり前と思ってきた日本の様々な文化が外国の人たちには格好いいモノとして受け入れられ流行っている」
  のだとか。
「世界中で飛び交っている」のにワタシの所は素通りしていたらしく、「クールジャパン」という言葉を初めて知った。
 鴻上は番組の趣旨を
「自虐史観とかで『日本はダメなんだ』って、思うんじゃなく、ダメなところもあるけど、自分たちも気づいてない、こんないいところも あるんだよ」
 とまくしたて、その例として、「アイスコーヒー」と「スリッパ」をあげた。
 番組ホームページによると、「洗浄付き便座」「駅弁」「制服」なんかも「クールジャパン」なのだとか。
 日の丸に白抜きで「COOL JAPAN」。
 サブタイトルが「発掘!かっこいいニッポン」。
 なにも今さら、ってゆーか、なんかどっかで聞いたことがあるような・・・。
 若者向け国威高揚番組のつもりやろか。
 しょーもなさすぎて余計愛国心を失いそうだ。
 それにしても『自虐史観』って言葉がひょいと出た鴻上サン。アベさんや中川さんに事前に呼ばれて教えてもらったんやろか。

 

防災訓練はサバイバルゲーム?

  愛媛県内のボーイスカウトが環境や防災などをテーマに研究発表会を開いた。
 松山のカブスカウトのこどもは
「僕たちが産まれる前に阪神大震災があった。1月の寒い時期に起きたので、冬でも食べられる野草を調べた」
 と、考案した3食のメニューを紹介。
 ・・・って、なめとんのか。
 私は神戸で被災したけど、戦時中じゃあるまいし、さすがに「野草」を口にすることはなかった。
「災害」と「有事」をごっちゃにしてへん?
それともマジメにぺんぺん草一本も生えていない「焼け野原」を想像しているのだろうか。
「震災を語り継ぐ」って言うけど、なんかとんでもない方へいってる気がする。

 

派遣会社の社長の品格

  厚生省の諮問機関、労働政策審議会の委員である奥谷禮子が「週刊東洋経済」のインタビューで
「経営者は、過労死するまで働けなんて言いません。過労死を含めて、これは自己管理だと思います」と言った。
「祝日もなくすべきだ」
「労働基準監督局も不要」
「労働者を甘やかしすぎ」……とも。
 奥谷氏は「ジ・アール」という人材派遣会社の社長で、ホワイトカラーエグゼンプションの推進論者。
「『残業が多すぎる。不当だ』と思えば、労働者が訴えれば民法ですむことだ」とも、のたもうた。
 法律的には労働法が適用される働く場を、「民法」の対象にしちゃっていいの?
「労働者」は「消費者」、「労働力」は「商品」、文句あるなら買わなきゃいいのよ、ってもんじゃないだろう。
 ドリフの「もしもこんな会社があったら・・」じゃないけど、アンタみたいな経営者がいるから「労働基準局」が必要だっつーの。
  こんな人が経営する派遣会社に入ったら、残業をつけた日にゃ、
「オマエの要領が悪い!」と言われ、 残業もつけずに過労死したら、
「オマエの自己管理が悪い!」って言われ、派遣先にも派遣会社にも 冷たくあしらわれてしまうんだろうな。
 派遣会社も気をつけて選ぼう、っと。